- 公開日: 2025年2月1日
- 障害年金の社労士費用はいくら?依頼すると本当に得なの?
お世話になります、障害年金の申請を検討しておりますが、自身で申請するか、社労士に依頼するのか悩んでおります。
また多くの社労士さんがいらっしゃるので、どんな点を見て決めればよいのでしょうか?何もわからないので、教えてください。
障害年金の社労士費用について解説:費用の仕組みと選び方
障害年金の申請は、専門的な知識が必要であり、手続きの複雑さから社会保険労務士(社労士)に依頼するケースが増えています。しかし、依頼にかかる費用が不安要素となる方も多いでしょう。本記事では、社労士に依頼するメリット、費用体系、相場、そして適切な社労士の選び方について詳しく解説します。
1. 社労士に依頼するメリット
障害年金の申請は、単に必要書類を提出するだけではなく、審査基準に適合した申請書の作成が求められます。社労士に依頼することで、以下のメリットがあります。
① 書類の不備による不支給を防げる
障害年金の申請では、診断書や病歴・就労状況等申立書の内容が審査に大きく影響します。社労士はこれらの書類を適切に作成・確認し、不備による不支給を防ぎます。
② 役所とのやり取りを代行してくれる
申請には、日本年金機構や市区町村とのやり取りが発生します。社労士に依頼すれば、こうした手続きを代行してもらえるため、手間を大幅に削減できます。
③ 申請が通らなかった場合の対応がスムーズ
万が一、不支給になった場合でも、社労士は審査請求(不服申し立て)などの手続きをサポートできます。
2. 社労士の費用体系
社労士に障害年金の申請代行を依頼する際の費用は、大きく分けて 「成功報酬型」 と 「着手金+成功報酬型」 があります。
① 成功報酬型
成功報酬型は、障害年金が受給決定した場合にのみ費用を支払う仕組みです。
- 相場:年金の1〜2か月分または受給額の10〜20%
- メリット:
- 受給できなかった場合、費用が発生しない
- 初期費用が不要なので、依頼しやすい
- デメリット:
- 受給額が高いと、支払う報酬も増える
- 無料で対応するわけではないため、受給の見込みが低い案件は断られる可能性もある
② 着手金+成功報酬型
この方式では、依頼時に着手金を支払い、受給決定後に成功報酬を追加で支払います。
- 相場:着手金3〜10万円+成功報酬(受給額の10〜20%)
- メリット:
- 着手金が発生するため、社労士の対応が手厚くなることが多い
- 受給できる可能性が低い場合でも相談に乗ってもらえる
- デメリット:
- 受給できなかった場合も着手金は返金されない
3. 費用の相場は妥当か?
障害年金の申請は、書類の準備や診断書の内容調整が必要であり、専門知識が不可欠です。そのため、社労士に依頼することでスムーズに受給できる可能性が高まります。
例えば、障害基礎年金2級を受給した場合、年額 約81万円(令和6年度時点) となります。成功報酬型で 年金の1〜2か月分(約13万円前後) を支払うと考えれば、「専門家のサポートを受ける対価としては適正範囲」と言えます。
4. 社労士の選び方
社労士を選ぶ際は、以下のポイントをチェックするとよいでしょう。
① 障害年金の申請実績が豊富か
社労士の中には、年金業務を専門にしている方もいれば、労務管理を主業務としている方もいます。障害年金の申請実績が豊富な社労士を選ぶことが重要です。
② 費用体系が明確か
料金設定が曖昧な社労士には注意が必要です。「追加費用がかかるか」「審査請求まで対応可能か」など、事前に確認しましょう。
③ 口コミや評判を確認する
依頼を検討する際は、ネット上の口コミや評判を参考にするとよいでしょう。実際に依頼した人の体験談をチェックすることで、信頼できる社労士を見極めることができます。
④ 初回相談が無料か
初回相談無料の社労士であれば、実際に話をしてみて相性を確かめることができます。相談時に対応が丁寧で、自分の状況に合ったアドバイスをくれる社労士を選びましょう。
5. まとめ
障害年金の申請は複雑な手続きが必要なため、社労士に依頼することで受給の可能性を高めることができます。費用は 成功報酬型(受給額の1〜2か月分) や 着手金+成功報酬型 が一般的ですが、選ぶ際には 実績・料金体系・口コミ などをしっかりチェックすることが大切です。
特に、無料相談を活用し、経験豊富で信頼できる社労士を選ぶことが、スムーズな受給への近道となります。費用だけでなく、サポート内容や対応の質を比較し、自分に合った社労士を見つけましょう。
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