双極性障害で障害基礎年金2級を取得し、次回更新まで約234万円を受給されたケース
相談者
女性(20代/当該疾病により失職)
【傷病名】 双極性障害
【決定した年金種類と等級】 障害基礎年金2級
【支給月から更新月までの支給総額】 約234万円
状 況(ストーリー)
専門学校卒業後、就職活動がうまくいかずアルバイトで生計を立てていました。時々、自分の中で抑えきれない感情が込み上げ、異常な程に金銭感覚が狂ってしまい、買物をし続けることがありました。商品を購入してから「また、やってしまった…」と後悔に苛まれる日が続いていました。
アルバイトで稼いだお金をその日のうちに全額使ってしまうことが数ヶ月続き、両親から「もっと考えて、大事につかいなさい」と言われていました。しかし「何とかなるし!」と、実家だったのでその日暮らしで、誤魔化しながら生活していました。
ある時から急に気分の落ち込みが始まり、何をするにもやる気の出ず、外出することが面倒になり、アルバイトも無断欠勤するようになりました。寝付きも悪く、夜になっても眠気がこず、次の日の朝まで目が冴えてしまい一睡もしない状態でした。こうした状態が続いたため、生活リズムが完全に崩れてしまいました。昼夜逆転の生活で「自分が何をしているのかわからない」感覚になり、精神的におかしくなったと感じたため、近所の心療内科で診察を受けることにしました。
そこで双極性障害と診断され、転院しながらも精神科に通い続けています。
請求までのサポート
お電話にてお問い合わせいただいた時に「周囲の人から障害年金があるよ」と教えてもらったことをきっかけにインターネットで調べて、弊所にお問い合わせいただきました。
情報整理を行い請求に必要な要件をおおよそ満たしていると判断し、無料面談にお越しいただきました。無料面談時に「私は障害者だから…障害年金をもらえますよね?」と、大切な部分を勘違いされておりました。
障害年金は「障害者だから」といった理由で受給が決まるワケではありません。あくまでも、各自治体の管理している障害者手帳とは審査機関が別です。疾患名だけでは受給できないことと請求方法についてご案内し、ご納得いただいたうえでご契約となりました。
初診日時点で未納の可能性を心配されておりましたので、弊所から年金事務所に納付記録を確認し、無事に要件を満たしていることを確認いたしました。
「転院すうがある」とのことを心配されておりましたが、あくまでも「一番最初に診察を受けた病院(クリニック)」が初診日になるので、心当たりのある病院へ初診日の確認を行いました。すぐに初診日が発覚し、受診状況等証明書の作成依頼を行いました。約2週間で完成し、内容にも不備が無かったため、次に必要な現在の症状に関する診断書の作成依頼を行いました。
※何度転院しても初診日は変わりませんが、一番最初に診察を受けた病院がカルテ破棄や閉院している場合は、その次に通院した病院で初診日の証明書を作成する必要があります。
順調に書類が揃い不備も無いことが確認できたので、裁定請求書類を年金事務所に提出いたしました。
結果
事後重症請求による障害基礎年金2級へ決定されました。次の更新まで総額約234万円を受給しました。
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