障害年金受給事例集

脳梗塞、脳出血で障害厚生年金3級を取得し、次回更新まで約169万円を受給されたケース

相談者

男性(50代/就労中)

【傷病名】 脳梗塞 脳出血

【決定した年金種類と等級】 障害厚生年金3級

【支給月から更新月までの支給総額】 約169万円

状 況(ストーリー)

朝起きる時に『足をつった状態』で目覚めることが増えました。年齢的なこともあるので「気にしても仕方ないかな?」と思いしばらく放置していました。
『足をつる』状態で夜中に目が覚めるようになり、日中の疲労感もかなりありました。

過去に知人が話していた症状に似ていたことから、病院で検査を受けることにしました。結果的に脳梗塞と診断され定期通院と処方薬で治療を開始しました。

しばらくは安定した生活でしたが、食事中に頭の中で『パンッ』っと鈍い音がしました。「疲れているせいだ」と思い、その日は早めに寝ました。
翌朝目が覚めると、めまいや嘔吐と体調不良の状態でした。呼吸もし辛い状態でしたが、なんとか起き上がることができたので、出社することにしました。

思うようにカラダが動かなくなってきたので、会社に「5分ほど遅れる」と連絡をしました。
電話を切った後、すぐに折り返しの連絡が何度もかかってきました。

不思議に思い電話をかけると「どこにいる?大丈夫?」と開口一番心配の声が耳に入ってきました。
嫌な予感がして時計を見ると13時を過ぎており、自分の時間軸が大幅にずれていることがわかりました。

なんとか会社に出社しましたが、すぐに病院い行くように指示され、検査をしました。
結果は脳出血で過去に脳梗塞を起こしたことにも因果関係があると言われました。

すぐに手術、入院となり3か月後に退院しましたが、カラダの半分に麻痺が残りました。
一命を取り留めましたが、自分の意思に反し手足を自由に動かすのに時間がかかるようになりました。
雇用は継続となりましたが、何をするにも同僚は後輩の手を借りなければ仕事にならない状態です。

 

請求までのサポート

症状出現時からの情報整理を行う中で、初診日が5年前と発覚しました。
カルテ破棄の恐れもありましたが、現在、定期通院している病院への紹介状へ詳細が載っていたので、初診日の病院に問い合わせし、受診状況等証明書の作成を依頼しました。

遡及請求を視野に入れ手続きを進めておりましたが、認定日時点での症状は、定期通院と処方薬での治療は行ってるものの、日常生活や仕事に支障が出ているワケではありませんでしたので、認定基準に達していないことがわかりました。

障害年金の請求方法を事後重症に切り替えて、申請手続きを行うことにしました。

結果

事後重症請求による障害厚生年金3級へ決定されました。次の更新まで総額約169万円を受給しました。

 

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