うつ病で障害厚生年金2級を取得し、次回更新まで約333万円を受給されたケース
相談者
女性(20代/無職)
【傷病名】 うつ病
【決定した年金種類と等級】 障害厚生年金2級
【支給月から更新月までの支給総額】 約333万円
状 況(ストーリー)
大学入学後、一人暮らしを始めると、虫や不潔な場所に対する恐怖が強まり、過呼吸やパニックに陥ることがありました。コロナ禍では実家に帰れず、外出ができなくなるなど不安が悪化。大学4年時に母が滞在し助けてくれましたが、恐怖は続き、外出範囲も徒歩圏内に限られ、何度も絶望的な気持ちになる日々でした。
卒業後、株式会社に正社員として就職したものの、業務の遅れや虫の恐怖で出勤が困難になり、彼氏の勧めで心療内科を受診しましたが改善せず、最終的に退職。その後、時計店で派遣社員として勤務しましたが、ケアレスミスや確認癖により業務が遅れがちで、当日欠勤も多発。彼氏が直属の上司で仕事内容を調整してくれたり、体調に配慮してくれる上司もいましたが、週3~4日の出勤が限界でした。
令和6年2月に退職後、3月からフルリモートの障害者雇用で働き始めましたが、気分の落ち込みや不眠、薬の増加が続き、朝から動けない日も多く、欠勤が続いています。研修でのマルチタスクに苦労しており、上司に業務整理の時間を増やしてもらうよう頼んでいますが、依然として精神的負担が大きい状況です。
請求までのサポート
「働いていると障害年金はもらえない」と言われ続け、障害年金の申請をためらっていたとのことで、ご相談を受けました。
簡易的な情報整理をお電話にて行い、後は公式LINEでのやり取りで進めることとなりました。
内容を整理すると、初診日から1年半経過した時点での書類証明が難しい状態でした、この時点で、将来に向けた年金受給の手続きとなり、事後重症請求での申請を進めることとなりました。
初診日の証明書として、受診状況等証明書を入手、完成後すぐに現在の症状に関する診断書作成依頼を行いました。2ヶ月程度で全ての書類が揃い、年金事務所に提出しました。
結果
事後重症請求による障害厚生年金2級へ決定されました。次の更新まで総額約333万円を受給しました。