うつ病で障害厚生年金2級を取得し、次回更新まで約258万円を受給されたケース
相談者
男性(30代/無職)
【傷病名】 うつ病(反復性うつ病性障害・不安障害・適応障害)
【決定した年金種類と等級】 障害厚生年金2級
【支給月から更新月までの支給総額】 約258万円
状 況(ストーリー)
大手飲食店で店舗補助業務に従事する中、過重労働や性格的に合わない上司との関係、不規則な生活リズムにより心身が疲弊。平成29年10月、精神科を受診し「働ける状態ではない」と診断され休職。その後、ハローワークでの支援を受けつつ転職活動を行い、平成30年3月に新しい職場へ入社。しかし、「残業なし」の約束が守られず、配慮が欠けた勤務環境により精神的に不安定な状態が続きました。
新型コロナウイルスの影響で勤務時間が不規則になり、経済的な理由から令和2年に飲食業界へ転職。しかし、長時間労働や人手不足に苦しみ、私生活でも恋人との破局を経験。仕事中の注意力低下で事故が起き、職場関係も悪化する中、主治医に抗うつ剤を処方され、精神的負担がさらに増大しました。令和3年には職業訓練校でパソコンスキルを学び、派遣社員として働くもコロナ禍で仕事が減少。日雇い業で生計を立てる中、精神的負担が限界に達しました。
令和5年には前職へ復帰を期待するも、曖昧な対応により不信感を抱き、気分がさらに落ち込みました。この状況を家族に初めて打ち明け、福祉サービスの利用を検討し始めました。希死念慮を抱えるほどの深刻な精神状態に陥る中、セカンドオピニオンを求めて新たな心療内科を受診。治療とともに就労移行支援事業所で日常生活の安定を目指した訓練を開始しました。
これまでの過程で、過重労働、対人関係のストレス、不安定な就労環境が重なり、精神的な疲労が蓄積。現在は福祉サービスを活用しつつ、生活と就労の安定を図る努力を続けています。
請求までのサポート
障害福祉サービス事業所様から「障害年金の申請を検討されている方いる」とご連絡をいただきました。詳細確認の為、無料面談にお越しいただき、簡易ヒアリングを行いました。
障害年金の請求を行うための要件を満たしており、主治医の見解も確認済みだったので、すぐにご契約となり申請準備に入りました。
初診日時点と障害認定日時点の病院が同じだったため、必要診断書は2枚のみ。3ヶ月程度で準備できたので、すぐに年金事務所で書類を提出しました。
結果
事後重症による障害厚生年金2級へ決定されました。次の更新まで総額約258万円を受給しました。