うつ病で障害基礎年金2級を取得し、次回更新まで約238万円を受給されたケース
相談者
女性(30代/無職)
【傷病名】 うつ病
【決定した年金種類と等級】 障害基礎年金2級
【支給月から更新月までの支給総額】 約238万円
状 況(ストーリー)
平成15年頃、私立中学校に通い始めましたが、クラスメイトや先生との関係が悪く、次第に休憩恐怖症や不眠症のような症状が現れました。
学校環境が合わず、中学2年生で不登校となり、中学3年生は全く通えませんでした。引きこもりの生活が続き、家族とも会うのがつらい状態でした。
高校には一度入学しましたが、情緒不安定な状態が続き、10日で中退しました。
平成19年頃、病院を受診し、定期通院を開始しました。別の症状がありましたが、何とか外に出られるようになりました。
その後、大学に入学しましたが、通学が難しく退学しました。大学では対人関係が苦手で、環境が合いませんでした。
平成21年にクリニックで気分変調症と診断され、通院を続けましたが、薬の効果が見られず、平成24年に通院を中止しました。
その後、引きこもり生活が続く中で、平成27年に派遣で働き始めましたが、出勤が難しく1カ月で退職しました。
平成28年、企業に入社し、データ入力などの業務を担当しましたが、勤務時間を守れず、人間関係も築けず、平成30年に退職しました。
再度派遣登録を行いましたが、応募できない状態が続きました。
令和3年、別のクリニックを受診し、定期通院を開始しました。
その後、家庭内トラブルが頻発し、家族と距離を置くために別居をめました。今は家族に全面的なサポートを受けながら生活をしています。
請求までのサポート
数年前に「障害年金の申請をしたい」と言うことで、弊所に相談に来られておりました。
しかし、当時の診断名は対象外疾患で、主治医も「うつ病」等の内容で診断書の作成が難しいと言われており、申請時期を見送ることにしました。
そして、数年が経過し再度弊所にお問い合わせいただきました。
初診日の証明書はご入手されておりましたので、情報整理もスムーズに進み、事後重症請求で手続きを進めることとなりました。診断書が出来上がるまで1ヶ月ほどで、必要書類が揃った時点で、年金事務所へ書類を提出しました。
結果
事後重症請求による障害基礎年金2級へ決定されました。次の更新まで総額約238万円を受給しました。