慢性腎不全・糖尿病性網膜症で障害厚生年金2級を取得し、 次回更新まで約650万円を受給されたケース
相談者
男性(30代/当該疾病により失職)
【傷病名】 慢性腎不全・糖尿病性網膜症
【決定した年金種類と等級】 障害厚生年金2級
【支給月から更新月までの支給総額】 約650万円
相談時の相談者様の状況
依頼人は公立高校の教師をしていたのですが、学校で突然倒れ、救急搬送された結果、重症の糖尿病と診断されました。初診日の翌年には腎不全を発症して人工透析を開始し、ほぼ同時期に網膜症により急激に視力が衰えました。の頃、依頼人本人が障害年金を請求できる可能性に気づき、ご自身での申請を試みましたが、その間にも視力がさらに低下し、外出も困難となり、自分で申請することを断念しました。
ネットで当所のことを知り、母親の付き添いで来所され、スムーズに申請するためには当所へ委任することが一番良いと判断され、契約となりました。
相談から請求までのサポート
当所に来所された時期が丁度、障害認定日の直後でしたので、認定日請求での請求方針としました。
実は、人工透析だけでも障害厚生年金2級は確実に認定されるので、診断書は人工透析のものだけでよいとお伝えしたところ、「目も相当悪いので、両方合わせて等級は上がらないのか」との質問がありました。たしかに制度上は、併合認定の対象になります。ただ、併合認定によって、上位の障害厚生年金1級に認定されるためには、視力でも障害厚生年金2級が必要になります。依頼人の視力では2級に認定されることはかなり厳しかったのですが、ご本人がどうしても「視力も併せて請求する」とおっしゃるので、診断書を2枚取って申請しました。
ただ、出てきた視力の診断書は認定基準には達しないものでしたので、ご本人には併合認定での障害厚生年金1級の獲得は難しいことを説明し、2級と認定されてしまう可能性が高いことをあらかじめ覚悟していただきました。 「ダメなものはダメ」とはっきりお伝えすることも、当所の大切なサービスだと考えました。
結果
障害厚生年金2級(年額約130万円)を取得し、次の更新まで総額約650万円を受給されました。