- 公開日: 2025年2月17日
- 障害年金と生活保護ってどっちももらえるの?
生活保護を申請したいけど、障害年金と一緒にもらえますか?
生活保護と障害年金、併用できる?知っておきたい制度の関係
「障害年金を受け取っているけど、それだけでは生活が苦しい」「生活保護を申請したいが、障害年金と一緒にもらえるのか?」——こうした疑問を抱える方は少なくありません。障害による経済的な困難を支える制度として、障害年金と生活保護はそれぞれ大切な役割を担っていますが、その関係には注意すべき点がいくつかあります。
まず基本的な前提として、障害年金と生活保護は併用することが可能です。ただし、生活保護は「最後のセーフティネット」であり、他に収入がある場合は、その分が生活保護費から差し引かれます。つまり、障害年金を受給していても、最低生活費に満たない場合には、差額分が生活保護として支給されるという形になります。
例えば、地域や世帯構成によって異なりますが、月の生活保護基準額が13万円で、障害年金が6万円支給されている場合、生活保護として支給されるのは7万円です。障害年金は「収入」として扱われるため、全額が保護費から控除されるのです。
このことから、「障害年金をもらっているから生活保護は受けられない」と誤解している方もいますが、実際にはむしろ、障害年金だけでは足りない人にこそ、生活保護が支援として機能するよう設計されています。
ただし、生活保護を受けると、医療費が公費で賄われるなどのメリットがある一方で、資産や扶養義務者に関する調査があるなど、一定の制約もあります。また、受給中の行動が制限されたり、就労指導を受けたりすることもあります。
だからこそ、自分にとって最も適切な制度の組み合わせを理解することが大切です。行政に相談するだけでなく、社会保険労務士や福祉の専門家にアドバイスを求めることで、より安心した生活を築く手助けとなるでしょう。
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