- 公開日: 2025年1月25日
- 正社員で働いてても障害年金をもらえますか?
障害者雇用で働いています。
仕事をしていると障害年金をもらないと聞きました。うつ病で正社員として働く方が知っておきたい障害年金のポイント
うつ病を抱えながら正社員として働く方にとって、仕事を続けることは大きな負担になることがあります。症状が悪化し、働き続けるのが難しくなった場合、経済的な支えとなるのが障害年金です。しかし、うつ病で障害年金を受給するためには、いくつかの条件や注意点があります。ここでは、うつ病と障害年金の関係について解説します。
1. 障害年金とは?
障害年金は、病気やケガによって働くことが難しくなった場合に支給される公的年金です。うつ病などの精神疾患も対象となる場合があり、初診日の属する年金制度によって「障害基礎年金」や「障害厚生年金」を受給できる可能性があります。
2. うつ病で障害年金を受給する条件
以下の条件を満たす必要があります:
- 初診日が確認できること:うつ病の治療を開始した日が証明できる必要があります。
- 保険料納付要件を満たしていること:一定期間、年金保険料を納めている必要があります。
- 障害認定基準を満たしていること:うつ病による日常生活や就労への制限が認定基準に達している必要があります。
3. 正社員として働いていても受給できる?
「正社員だから障害年金は受給できない」と誤解されがちですが、必ずしもそうではありません。うつ病の症状によって業務に支障が出ている場合や、就労支援を受けながら何とか働いている場合などは、受給が認められる可能性があります。
4. 申請時のポイント
- 診断書の内容が重要:医師にうつ病の具体的な症状や、日常生活への影響を詳細に記載してもらいましょう。
- 病歴・就労状況等申立書の作成:これまでの病歴や就労状況を具体的に記載し、症状による支障を説明します。
- 専門家への相談:社会保険労務士に相談することで、申請の成功率が上がる可能性があります。
うつ病による障害年金は、正社員であっても条件を満たせば受給が可能です。無理をして働き続ける前に、障害年金という支援制度を知り、必要であれば活用しましょう。
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