- 公開日: 2025年2月12日
- ペースメーカーをつけているのに障害年金が受給できないのはなぜですか?
ペースメーカーをつけているのに障害年金が受給できませんでした。どうしてですか?
ペースメーカーをつけているのに障害基礎年金がもらえない?その理由
「心臓にペースメーカーを入れたのに、障害基礎年金がもらえなかった…」そんな声を聞くことがあります。重い病気を経てペースメーカーを装着したにもかかわらず、障害年金の受給につながらないと、落胆するのも無理はありません。しかし、この問題には制度上のポイントがあります。
まず、障害基礎年金は国民年金の加入者やその期間中に初診日がある方が対象で、障害等級1級または2級に該当する場合に支給されます。ここが大きなハードルとなります。なぜなら、ペースメーカーの装着自体は、原則として3級相当の障害とされるため、基礎年金の対象外となってしまうのです。
つまり、「障害基礎年金がもらえない」というのは、制度上の仕組みによるものなのです。障害厚生年金であれば3級まで認定されるため、厚生年金に加入していた人なら受給の可能性が出てきます。しかし、国民年金加入者の場合、そもそも3級がなく、1級か2級の状態でなければ支給されません。
では、まったく希望がないのでしょうか? 実はそうとは限りません。ペースメーカーをつけた後も息切れや疲労がひどく、日常生活に大きな支障が出ている場合は、2級と認定されることもあります。また、心機能に重度の障害があると認められれば、基礎年金の対象になるケースもあります。
重要なのは、「症状固定後の状態」がどうであるかを、医師の診断書に正しく反映させることです。もし日常生活で困っていることがあるなら、遠慮なく医師に伝えましょう。そして、申請に不安がある方は、障害年金に詳しい社会保険労務士に相談してみるのがおすすめです。
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