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労働保険料申告書と算定基礎届について解説します!
中小企業の経営者や人事担当者にとって、労働保険や社会保険は業務の重要な部分を占めます。
これらの保険の適切な申告は、会社運営における重要な責任であり、誤りのない報告書の作成は、多くの経営者や人事担当者にとって切実なニーズです。
本記事では、労働保険概算保険料申告書の記入方法や社会保険の算定基礎届のポイントについて解説し、皆さんの業務をスムーズかつ正確に進めるためのガイダンスを提供します。
□労働保険申告の要点について
1:労働保険概算保険料申告書の基本
労働保険概算保険料申告書では、年度ごとに支払われる見込みの賃金総額が中心となります。
重要なのは、労災保険は全従業員が対象ですが、雇用保険は正規雇用者や一定の条件を満たす従業員に限定される点です。
正確な保険料の計算には、これらの違いを理解し、適切に賃金を分類することが不可欠です。
2:賃金総額の計算と保険料の算出
賃金総額を算出する際、労災保険と雇用保険の対象が異なるため、それぞれの計算には細心の注意が必要です。
労災保険は労災保険料率を、雇用保険は雇用保険料率をそれぞれ適用し、保険料を計算します。
この過程で、従業員の数や種類、賃金の総額を正確に把握し、適切な区分けを行うことが重要です。
□社会保険の算定基礎届のポイント
社会保険料の見直しで必要な算定基礎届は、作成する際にポイントがあります。
算定基礎届について見ていきましょう。
*算定基礎届の基本と目的
算定基礎届は、社会保険料を年ごとに見直すために不可欠な書類です。
これにより、被保険者ごとに支払われた報酬が正確に反映され、保険料の適切な算出が可能になります。
この届出を行うことで、保険料の正確な計算と、その後の適用がスムーズに行われます。
*報酬の範囲と適切な申告方法
算定基礎届における報酬の範囲は広く、労働対価として受け取るすべての金銭が含まれます。
ただし、特定の条件を満たす見舞金や出張費などは除外されるため、報酬として申告すべき項目を正確に把握することが必須です。
この正確な把握が、適切な保険料の算出に繋がります。
算定基礎届の作成時には、これらの知識を踏まえた上で作成していきましょう。
□まとめ
本記事では、中小企業の経営者や人事担当者が直面する労働保険申告と社会保険の算定基礎届の重要ポイントに焦点を当てました。
これらの情報を活用することで、労働保険と社会保険の申告をより正確かつ効率的に行えます。
業務の一環としてこれらの保険申告を扱う際は、本記事を参考にして、確実な書類作成を目指してください。
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