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パパが知るべき育休助成金の全情報!申請方法から受給条件まで

2024.06.11 社労士コラム

現代の父親は、仕事のキャリアと家庭での育児をバランスよく両立させることを目指しています。
しかし、育児休業の取得には様々な障壁があり、スムーズに取得できないことも少なくありません。
そこで、この記事では育児休業を取得する父親向けの助成金について詳しく解説します。
育休取得を検討中の父親の後押しとなるよう、助成金の概要から申請方法までをわかりやすくお伝えします。

□パパの育休サポート!助成金の基本情報

育児休業を取得する父親を財政面でサポートする助成金制度には、主に以下の2種類があります。

1:育児休業給付金

雇用保険に加入している労働者が育児休業を取得した場合、休業中の生活を保障するために支給される給付金です。
原則として、休業開始前6ヶ月間の賃金の67%相当額が支給されます。

2:出生時両立支援助成金

男性労働者が育児休業を取得しやすい職場環境の整備を行った事業主に対して支給される助成金で、「出生時両立支援コース」と呼ばれています。
男性労働者の育休取得率に応じて、最大150万円が支給されます。

いずれの助成金も、一定の要件を満たす必要がありますが、育休取得による収入減をカバーし、父親の育児参加を後押しする重要な制度といえるでしょう。

□申請から受給までのステップバイガイド

続いて、育児休業給付金の申請から受給までの流れを見ていきましょう。
スムーズに手続きを進められるよう、必要な書類や注意点をチェックしておきましょう。

1:事前準備

まずは、勤務先に育児休業の取得予定を伝え、会社との調整を図ります。
必要書類として、「育児休業給付金支給申請書」と「育児休業取得期間申出書」を準備します。

2:申請手続き

休業開始日の2週間前までに、必要書類を勤務先に提出します。
勤務先は書類に事業主欄を記入し、休業開始後1ヶ月以内に公共職業安定所(ハローワーク)に申請します。

3:支給決定と受給

書類に不備がなければ、申請から2〜3週間程度で支給決定通知が届きます。
給付金は、休業期間中の賃金支払日に合わせて支給されるのが一般的です。

なお、両立支援助成金は事業主による申請となります。
従業員の休業取得状況を踏まえ、申請のタイミングを会社側で判断することになるでしょう。

□まとめ

本記事では、男性の育児休業取得を支援する助成金制度について解説しました。
育児休業給付金は休業中の生活保障として、出生時両立支援助成金は男性の育休取得を促進する職場環境づくりとして、それぞれ重要な役割を果たしています。
申請に必要な書類や手続きの流れを把握し、計画的に準備を進めることが、円滑な育休取得のカギとなるでしょう。
制度を上手に活用しながら、仕事と育児の両立を実現していきましょう。

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