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初めて適用する事業報告書!作成に役立つ記入例と基本のキホン

2024.07.06 社労士コラム

事業報告書の作成に悩む中小企業の経営者や管理者の方々へ。
初めての事業報告書作成に挑戦するあなたを、明確で理解しやすい記入例でサポートします。
正確で効果的な事業報告書を簡単に作成するコツを、この記事で身につけましょう。

□事業報告書とは?初心者向けの基本知識

事業報告書は、会社の1年間の活動状況を株主や関係者に伝える重要な書類です。
経営状況や財務内容、事業の概要などを明らかにし、会社の現状と将来の展望を示す役割を持っています。
初めて作成する方でも、基本的な構成要素を押さえれば、スムーズに作成できます。

1:事業報告書の目的と重要性

・会社の1年間の活動を総括し、株主や関係者に報告する
・経営の透明性を高め、信頼関係を築く
・今後の事業計画や方針を示し、理解と協力を得る

2:事業報告書の基本的な構成要素

・会社の概要(商号、所在地、資本金、事業内容など)
・事業の概況(営業の状況、対処すべき課題など)
・会計に関する情報(貸借対照表、損益計算書など)
・会社の現況に関する重要な事項(重要な子会社の状況など)

3:作成時の留意点

・正確で明瞭な記載を心がける
・専門用語は避け、平易な言葉で説明する
・図表やグラフを活用し、視覚的にわかりやすく伝える
・前年度との比較や分析を加え、経営状況の変化を示す

□適用される事業報告の記入例を詳しく解説

実際の事業報告書の記入例を参考に、各項目の具体的な書き方のポイントを見ていきましょう。
初めての作成でも、記入例を手がかりに、自社の状況に合わせた事業報告書を完成させることができます。

1:会社の概要の記入例

・商号:○○株式会社
・所在地:東京都○○区○○町1-2-3
・資本金:1,000万円
・事業内容:○○製品の製造および販売

2:事業の概況の記入例

・当期の営業状況:新商品「○○」の発売により、売上高は前期比10%増の1億円となりました。

・対処すべき課題:原材料価格の高騰に対応するため、調達先の多様化と製造工程の効率化に取り組んでまいります。

3:会計に関する情報の記入例

・貸借対照表:総資産は前期比5%増の5億円、純資産は前期比8%増の3億円となりました。

・損益計算書:営業利益は前期比12%増の5,000万円、当期純利益は前期比15%増の3,000万円となりました。


4:会社の現況に関する重要な事項の記入例

・重要な子会社の状況:海外子会社「○○社」を設立し、現地での販売体制を強化しました。

□まとめ

事業報告書は、会社の1年間の活動を株主や関係者に伝える重要な書類であり、経営の透明性を高め、信頼関係を築くために欠かせません。
初めての作成でも、事業報告書の目的と基本的な構成要素を理解し、具体的な記入例を参考にすることで、正確で効果的な事業報告書を簡単に作成できます。
自社の状況を明確に伝え、今後の事業計画への理解と協力を得るための事業報告書を、ぜひ完成させてください。

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