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公的年金とは?種類や受給額、制度のしくみまで解説

2024.08.08 社労士コラム

老後の生活設計を不安に思っている、将来に備えたいと考えている、公的年金の仕組みについて詳しく知りたいと考えている方へ。

公的年金は、老後の生活を支える重要な制度です。
しかし、その仕組みや受給額など、わからないことが多いのではないでしょうか。

この記事では、公的年金の基礎知識から、受給額の計算方法、制度のしくみまで、わかりやすく解説していきます。
公的年金について理解を深め、将来の生活設計に役立ててください。

公的年金の基礎知識

公的年金は、国民皆年金制度として、20歳以上60歳未満の全ての人が加入する制度です。
老後の生活を支える「老齢年金」の他に、障害や死亡によって収入を得ることができなくなった場合に備える「障害年金」や「遺族年金」など、さまざまな種類の年金があります。

1: 公的年金の仕組み

公的年金は、「国民年金」と「厚生年金」の2階建てになっています。
国民年金は、全ての人が加入する基礎年金です。
厚生年金は、会社員や公務員など、組織に雇用されている人が加入する年金です。

2: 公的年金の加入資格

公的年金には、加入資格があります。
・ 第1号被保険者:自営業者、農業従事者、学生、無職など、国民年金のみ加入する人。
・ 第2号被保険者:会社員、公務員など、厚生年金に加入する人。
・ 第3号被保険者:専業主婦、専業主夫など、第2号被保険者に扶養されている人。

3: 公的年金の保険料

公的年金の保険料は、加入資格によって異なります。
・ 第1号被保険者:毎月の保険料を自分で納付します。
・ 第2号被保険者:会社と折半で保険料を負担します。
・ 第3号被保険者:保険料を支払う必要はありません。

4: 公的年金の受給資格

公的年金を受給するには、一定の加入期間が必要です。
老齢年金の場合、国民年金は10年以上、厚生年金は1年以上加入している必要があります。

公的年金はいくらもらえるの?

公的年金の受給額は、加入期間や報酬の平均額など、さまざまな要素によって計算されます。

1: 老齢基礎年金

老齢基礎年金は、国民年金の加入期間が10年以上あれば受給することができます。
満額は795,000円(令和5年給付額)で、加入期間に応じて金額が変わります。

2: 老齢厚生年金

老齢厚生年金は、厚生年金に加入している人が受給できる年金です。
年金額は、平均標準報酬額から計算されます。

3: 年金受給開始年齢

公的年金の受給開始年齢は、原則65歳です。
ただし、厚生年金に加入していた人は、65歳前に特別支給の老齢厚生年金を受け取ることができます。

4: 年金受給に関する注意点

・ 年金は、毎年物価や賃金の上昇率に応じて金額が変わります。
・ 年金を受給するためには、年金手帳を大切に保管しておきましょう。

まとめ

公的年金は、老後の生活設計において非常に重要な制度です。
この記事では、公的年金の基礎知識から、受給額の計算方法、制度のしくみまでを解説しました。
公的年金について理解を深め、将来の生活設計に役立ててください。

 

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