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令和4年4月から年金手帳が廃止されます

2022.03.28 社労士コラム

大阪市中央区難波(御堂筋線なんば駅徒歩1分)で社労士事務所を構える
社会保険労務士法人渡辺事務所(相談顧問・給与計算代行・就業規則作成・助成金申請のプロ)スタッフです!

法律改正により、令和4年4月1日から年金手帳が廃止され、新規発行出来なくなります。

「年金手帳は何故なくなるの?」

「今持っている年金手帳はどうしたらいいの?」

気になる疑問を解説していきます。

年金手帳は何故なくなるの?

年金手帳は、年金制度の発足当初より長年に渡り、10桁の基礎年金番号を交付する公的な手段として使用され、その基礎年金番号は年金に関する手続きや氏名・住所変更の管理に使用されてきました。

ただし、平成28年にマイナンバーの運用が開始されて以降、マイナンバーの届出が年金手続きにも使用出来るようになっただけでなく、基礎年金番号の代わりにマイナンバーを必須とするように制度も変わってきました。

このような背景から「手帳という形式の必要性がなくなっている」とし、令和2年に交付された法律にて「国民年金手帳から基礎年金番号通知書への切り替え」が盛り込まれ、令和4年4月から年金手帳が廃止されることになりました。

基礎年金番号通知書イメージ|日本年金機構HPより

今持っている年金手帳はどうしたらいいの?

年金手帳が廃止されるということで、現在皆さんの手元にある年金手帳が無効となり、全く使えなくなるかというとそんなことはありません。

あくまでも廃止されるのは「令和4年4月以降の新規発行」ですので、それ以前に発行されて手元にある年金手帳は引き続き使えます。ですので、既に国民年金に加入している方には特に大きな変化はないといえます。

ただ、今既に年金手帳を発行されている人も、令和4年4月以降に紛失してしまうと、再発行は出来なくなります。

これまでと違い、紛失後に発行してもらえるのは「基礎年金番号通知書」となりますので、基礎年金番号を確認する場合はその通知書で確認しましょう。

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