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役員報酬とは?
2025.04.04
スタッフブログ
役員報酬とは、会社の取締役や監査役などの役員に支払われる報酬のことです。
会社の経営方針を決定し、企業運営に関与する役員は、一般の社員とは異なる基準で報酬が決定されます。
役員とは?
役員とは、会社法に基づき企業の経営を担う重要な立場の人物を指します。
具体的には、以下のような役職があります。
- 取締役
- 会計参与
- 監査役
- 執行役
- 会計監査人
役員と社員の違い
項目 | 役員 | 社員 |
役割 | 経営判断・会社の意思決定 | 実務作業・業務遂行 |
雇用契約 | なし(委任契約) | あり(雇用契約) |
労働基準法適用 | 一部適用外 | 完全適用 |
役員報酬と給与の違い
役員報酬は、会社の利益や財務状況を考慮しながら決定されるものであり、一般社員の給与とは異なります。
給与は労働の対価として支払われますが、役員報酬は経営責任に基づく報酬です。
役員報酬は確定申告が必要?
役員報酬は、個人の所得税の対象となり、確定申告が必要となるケースがあります。
2ヶ所以上から役員報酬を受け取っている場合
複数の会社から役員報酬を受け取っている場合は、確定申告が必要です。
6つの条件に1つでもあてはまる場合
確定申告が必要になる条件は以下のとおりです。
- 年間所得が2,000万円を超える場合
- 副業所得が20万円以上ある場合
- 2ヶ所以上から報酬を受け取っている場合
- 住宅ローン控除を利用する場合
- 医療費控除を受ける場合
- ふるさと納税の控除を受ける場合
役員報酬を決める流れや時期
役員報酬を決める流れ
- 経営計画の策定
- 会社法に基づく決議(株主総会・取締役会)
- 税務リスクの検討
- 支給開始
役員報酬を決める時期
役員報酬は、会社の事業年度開始から3か月以内に決定しなければなりません。
損金として算入できる役員報酬とは?
法人税の計算において、損金として算入できる役員報酬には以下の3つの種類があります。
- 定額同額給与:毎月同額の報酬
- 事前確定届出給与:事前に税務署へ届出した金額を支給
- 業績連動給与:一定の条件を満たす業績連動型報酬
役員報酬を決める際のポイント
- 会社の利益や固定費を考慮する
- 税務リスクを事前に把握する
- 役員報酬の適正性を担保する
役員報酬の平均相場
役員報酬の相場は、企業規模や業種により異なりますが、以下のようなデータがあります。
企業規模 | 平均年収 |
小規模企業 | 約600万円~800万円 |
中規模企業 | 約1,200万円~1,500万円 |
大規模企業 | 2,000万円以上 |
役員報酬を変更する際には?
事業年度途中に役員報酬を変更する方法
原則として、事業年度途中の変更は認められません。
ただし、例外的に変更可能なケースがあります。
事業年度途中に役員報酬を変更する際の注意点
- 事前に税務署へ相談する
- 株主総会または取締役会の決議を経る
- 変更理由が合理的であることを証明する
役員報酬が増額可能なタイミング
- 定時株主総会での決議
- 新たな業績評価制度の導入
役員報酬が減額可能なタイミング
- 業績の悪化
- 経営方針の変更
- 税務リスクの回避
まとめ
役員報酬の決定は、企業の経営戦略に大きく影響を与える重要な要素です。
適切なタイミングで決定・変更を行い、税務対策や経営の健全化を図ることが求められます。
専門家のアドバイスを受けながら、慎重に対応しましょう。
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