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早期退職の退職金相場とメリット・デメリットを解説します!

2024.03.18 社労士コラム

中堅からシニア層のサラリーマンがキャリアの転換期に直面する中、早期退職は1つの大きな選択肢となります。
多くの方がこの選択を検討する際に、退職金の相場やその後のキャリアについての具体的な情報や指針を求めています。

この記事では、早期退職の優遇制度に関する退職金の相場やメリット、注意点を分かりやすく解説します。

 

□早期退職時の退職金相場はどれくらい?

 

早期退職を検討する際、多くのサラリーマンが最も気になるのは、退職金の相場です。
退職金は、勤続年数や会社の規模、退職方法によって金額が異なります。
特に、早期退職優遇制度を利用すると、定年退職や自己都合退職と比べて退職金が割増される傾向にあります。

例えば、平成30年の就労条件総合調査によると、定年退職の平均退職金は約1,983万円、一方早期優遇退職の場合は約2,326万円となっています。
このように、早期退職優遇制度を利用すれば、退職後の生活資金やセカンドキャリアへの移行に有利な立ち位置を築けます。

 

*退職金の計算方法

退職金の具体的な計算方法は、会社によって異なります。
年齢や勤続年数に応じた額を支払う方法や、給与数ヶ月分を支給する方法などがあります。
また、早期退職優遇制度の詳細は企業ごとに異なるため、自身の会社の制度を確認することが重要です。

 

*退職金受け取り時期

退職金を受け取れる時期は、通常就業規則で定められています。
支払期日が指定されていない場合は、会社に問い合わせる必要があります。
また、支払期日を過ぎても退職金が支払われない場合、遅延損害金を受け取れます。

 

□早期退職のメリットと潜在的なリスク

 

早期退職には、退職金の割増しや再就職支援などのメリットがありますが、同時に再就職の難しさや収入減といったリスクも伴います。
特に、40代以降のミドル~シニア層が早期退職優遇制度の主な対象者ですが、年齢が上がるにつれて再就職は難易度が上がる傾向にあります。

したがって、早期退職を検討する際は、退職後のキャリアプランを事前に慎重に練ることが肝心です。

 

1:再就職支援サービス

企業によっては再就職支援サービスを提供しており、退職者の再就職をサポートする場合があります。
このサービスを活用することで、就職先の紹介や履歴書の添削、キャリアカウンセリングまで一貫してサポートを受けられます。

 

2:収入減のリスク

早期退職後に再就職先が見つからない場合、収入が減少するリスクがあります。
失業保険や退職金に頼る期間が長くなれば、貯蓄の減少につながり、生活に不安を感じる可能性も出てきます。
そのため、退職後の収入源や生活費の計画をしっかりと立てることが重要です。

 

□まとめ

 

早期退職は、キャリアの転換期に立つ中堅からシニア層のサラリーマンにとって、新たな道を切り開く1つの選択肢です。
退職金の割増しや再就職支援などのメリットを活用しつつ、再就職の難しさや収入減のリスクも十分に考慮することが大切です。
自身のキャリアプランに合わせた早期退職の検討をおすすめします。

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