新着情報

定額減税について個人事業主が知っておくべきことをご紹介!

2024.08.27 社労士コラム

定額減税は、所得税と住民税の両方から一定額を減額できる制度です。
本記事では、定額減税とは何か、また個人事業主が受けられる減税額はどのくらいなのか、定額減税を受けるための流れについてご紹介します。

□定額減税とは?個人事業主が受けられる減税額

定額減税は、国民一人ひとりの所得税と住民税を減額することで、生活費の負担を軽減することを目的とした制度です。
個人事業主もこの制度の対象となり、税金の負担を減らすことができます。
具体的には、所得税から1人3万円、住民税から1人1万円の減税が受けられます。
つまり、4人家族であれば、所得税で12万円、住民税で4万円の減税が期待できます。

1: 定額減税の対象となる個人事業主

定額減税の対象となるのは、個人事業主として事業を行っている方です。
会社員や公務員など、会社に雇用されている方は対象外です。
また、フリーランスや自営業者など、会社に属さずに独立して事業を行っている方も対象となります。

2: 定額減税で受けられる減税額

定額減税で受けられる減税額は、所得税と住民税で異なります。

・所得税:1人3万円
・住民税:1人1万円

3: 定額減税のメリット

定額減税には、以下のようなメリットがあります。

・税金の負担を減らすことができる
・生活費の負担を軽減できる
・事業の収益を向上させることができる

4: 定額減税を受けるための注意点

定額減税を受けるためには、いくつかの注意点があります。

・定額減税は、所得税と住民税の両方から減額されます。
・定額減税は、個人事業主であれば誰でも受けられるわけではありません。
・定額減税を受けるには、一定の手続きが必要となります。

□定額減税を受けるための流れ

定額減税は、予定納税の際に一部減額される場合と、確定申告時に減額される場合があります。
予定納税時には、本人の分は自動的に減額されますが、扶養家族がいる場合は、減額申請が必要です。
確定申告時には、所得や扶養の状況によって減額額が確定し、税金から控除されます。

1: 予定納税時の定額減税

予定納税とは、前年分の所得に基づいて計算した税額が一定額以上である場合、その年の所得税の一部を前払いする制度です。
個人事業主の場合、前年分の所得税から計算した「予定納税基準額」の3分の1の金額を、第1期分として7月1日から7月31日までに、第2期分として11月1日から11月30日までに納めます。
予定納税の義務が生じるのは、その年の5月15日現在において確定している「予定納税基準額」が15万円以上になる人です。

予定納税時には、本人の分の定額減税は自動的に減額されます。
つまり、7月の第1期分の予定納税額から3万円が減額され、減額された後の金額で税務署から通知が届きます。
しかし、扶養家族がいる場合は、減額申請が必要です。
減額申請は、7月31日までに税務署へ提出する必要があります。
扶養家族がいる場合は、減額申請をすることで、家族分の定額減税も受けられるようになります。

2: 確定申告時の定額減税

確定申告時には、所得や扶養の状況によって減額額が確定し、税金から控除されます。
例えば、4人家族の場合、所得税で12万円、住民税で4万円の減税が受けられます。
確定申告は、毎年2月16日から3月15日までの間に行う必要があります。

3: 調整給付

定額減税は、予定納税時と確定申告時に、それぞれ減額されます。
しかし、予定納税時と確定申告時で、減額される金額が異なる場合があります。
例えば、予定納税時には、本人の分しか減額されなかったが、確定申告時には、扶養家族分の減額も加算される場合があります。
このような場合、差額が調整給付として、後日支給されます。
調整給付は、確定申告後に支給されます。

□まとめ

定額減税は、個人事業主にとって大きなメリットとなる制度です。
税金の負担を減らすことで、事業の収益を向上できます。
定額減税を受けるためには、予定納税時と確定申告時の手続きをしっかりと行う必要があります。
また、調整給付についても理解しておくことが重要です。
定額減税制度を活用して、節税対策を行い、事業の成功を目指しましょう。

500社以上のサポート実績と性格かつスピード感のあるサポート体制のある当社に是非一度ご相談ください。

大阪なんば駅徒歩1分
給与計算からIPO・M&Aに向けた労務監査まで
【全国対応】社会保険労務士法人 渡辺事務所

こちらの内容もお勧めです