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給与計算のアウトソーシングとは?メリット・デメリットから徹底解説!

2024.08.10 社労士コラム

給与計算業務は、企業にとって避けては通れない重要な業務です。
しかし、複雑な法律や制度に精通する必要があり、人材不足や業務負担の増加など、多くの課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。

そこで注目されているのが、給与計算業務のアウトソーシングです。
今回は、給与計算のアウトソーシングとは何か、メリット・デメリットを徹底解説するとともに、委託先を選ぶ際のポイントをご紹介します。

給与計算のアウトソーシングとは?

給与計算アウトソーシングとは、給与計算業務を外部の専門業者に委託することです。
自社で給与計算を行うよりも、専門知識を持ったスタッフが正確に、そして効率的に業務を遂行してくれるため、企業はコア業務に集中できるようになります。

1: 給与計算業務の専門性

給与計算は、労働基準法、社会保険法、税法など、さまざまな法律や制度に精通している必要があります。
また、最新の法改正や制度変更にも常に対応していく必要があり、自社で専門人材を確保するのは容易ではありません。

2: 業務負担の軽減

給与計算業務は、毎月の締め切りや年末調整など、時間のかかる作業が多く、人事担当者の負担が大きくなりがちです。
アウトソーシングすることで、これらの業務を専門業者に任せ、人事担当者は本来の業務に集中できます。

3: コスト削減の可能性

自社で給与計算を行う場合、人件費やシステム導入費用など、さまざまなコストが発生します。
アウトソーシングでは、これらのコストを削減できる可能性があります。
特に、中小企業では、人材不足や専門人材の確保が難しいことから、アウトソーシングによるコスト削減効果は大きいといえるでしょう。

給与計算アウトソーシングのメリット

給与計算アウトソーシングには、さまざまなメリットがあります。
以下では、代表的なメリットを5つご紹介します。

1: 人材不足解消

人材不足は、多くの企業が抱える課題です。
特に、専門性の高い給与計算業務は、経験豊富な人材の確保が困難です。
アウトソーシングすることで、自社で人材を確保する必要がなくなり、人材不足問題を解消できます。

2: コスト削減

アウトソーシングは、人件費やシステム導入費用などのコスト削減に貢献します。
自社で給与計算を行う場合、システムの導入や保守、専門人材の育成など、多額の費用がかかります。
アウトソーシングでは、これらの費用を削減できるだけでなく、専門業者ならではのノウハウや最新技術を活用することで、さらなるコスト削減も期待できます。

3: 専門性の高いサービス

アウトソーシングでは、専門業者ならではのノウハウや最新技術を活用することで、より正確で効率的な給与計算を実現できます。
専門知識を持ったスタッフが、最新の法改正や制度変更にも対応し、正確な給与計算をサポートします。

4: 最新の情報への対応

給与計算に関する法律や制度は、頻繁に改正されます。
自社で最新の情報を把握し、対応するのは大変な労力を要します。
アウトソーシングでは、専門業者が最新の情報を常に把握し、適切な対応を行うため、企業は最新の情報に追われることなく、安心して業務を進められます。

5: セキュリティ対策

給与計算業務には、従業員の個人情報など、機密性の高い情報を取り扱うため、セキュリティ対策が不可欠です。
アウトソーシングでは、専門業者がセキュリティ対策を強化し、情報漏洩のようなリスクを軽減します。

給与計算アウトソーシングのデメリット

給与計算アウトソーシングには、メリットだけでなく、いくつかのデメリットも存在します。

1: 委託先の選定に時間と手間がかかる

適切な委託先を選ぶためには、複数の業者からサービス内容や料金などを比較検討する必要があります。
そのため、時間と手間がかかり、慎重な選定が求められます。

2: 情報漏洩のリスク

アウトソーシングでは、従業員の個人情報のように、機密性の高い情報を外部の業者に委託することになります。
そのため、情報漏洩のリスクを懸念する企業もあるかもしれません。
しかし、適切な委託先を選定し、セキュリティ対策を講じることで、これらのリスクは軽減できます。

3: コスト面での不安

アウトソーシングは、初期費用や月額費用など、費用がかかります。
自社で給与計算を行う場合と比べて、コスト面での不安を持つ企業もあるかもしれません。
しかし、アウトソーシングによって人材コストやシステム導入費用などを削減できるため、トータルコストでは削減できる可能性もあります。

まとめ

給与計算アウトソーシングは、人材不足解消やコスト削減、業務効率化など、多くのメリットがあります。

しかし、委託先の選定に時間と手間がかかる、情報漏洩のリスク、コスト面での不安など、いくつかのデメリットも存在します。
自社にとって最適な選択をするためには、メリット・デメリットを理解し、自社の状況に合わせて慎重に判断することが重要です。

アウトソーシングの導入を検討する際は、以下の点を考慮しましょう。
適切な委託先を選定することで、給与計算業務の負担を軽減し、企業の成長に貢献できるでしょう。

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