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SmartHRとは?メリットとデメリットを徹底解説!

2024.08.22 社労士コラム

人事担当者のみなさま、お疲れ様です。
日々、採用、勤怠管理、給与計算など、多岐にわたる業務に追われていることと思います。
業務効率化を図り、働き方改革を進めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで注目したいのが、人事労務管理を効率化するクラウドサービス「SmartHR」です。
本記事では、SmartHRの導入を検討されている人事担当者向けに、SmartHRの概要、導入メリット、デメリット、導入判断基準を解説します。

SmartHRの導入によって、人事労務管理業務の効率化、ペーパーレス化、データ分析による人材育成、従業員とのコミュニケーション強化など、様々な効果が期待できます。
ぜひ最後まで読んでいただき、SmartHR導入の判断材料として役立ててください。

SmartHRとは?

SmartHRは、人事労務管理を効率化するクラウドサービスです。
従業員情報、勤怠管理、給与計算、採用、労務管理など、人事に関する様々な業務をオンラインで一元管理できます。

SmartHRは従業員向けアプリも提供しており、従業員はスマートフォンから勤怠登録、給与明細確認、書類申請など、様々な操作を行うことができます。

1:SmartHRの主な機能

SmartHRは、人事労務管理に必要な様々な機能を備えています。

主な機能は以下の通りです。

・従業員情報管理
・勤怠管理
・給与計算
・採用管理
・労務管理
・社内コミュニケーション
・タレントマネジメント

2:SmartHR導入のメリット

SmartHRの導入には、様々なメリットがあります。

以下に、具体的なメリットを3つ紹介します。

・ペーパーレス化による業務効率化

SmartHRは、電子申請機能により、従来の紙ベースの申請業務をオンライン化できます。
従業員はスマートフォンやパソコンから申請を行い、承認者はオンラインで承認することができます。
これにより、紙の書類作成、郵送、保管などの手間が削減され、業務効率が大幅に向上します。

また、ペーパーレス化により、オフィススペースの削減や、書類紛失のリスク軽減など、様々なメリットも期待できます。

・従業員とのコミュニケーション強化

SmartHRは、従業員向けのスマートフォンアプリを提供しています。
従業員はアプリを通して、勤怠登録、給与明細確認、書類申請など、様々な操作を行うことができます。
また、アプリを通して会社からの連絡やお知らせを受信することもできます。

これにより、従業員とのコミュニケーションを円滑にし、情報伝達のスピードアップを実現できます。

・データ分析による人材育成

SmartHRは、従業員のデータを集積・分析することができます。
勤怠情報、スキル情報、評価情報など、様々なデータから、従業員の能力やスキル、モチベーションなどを分析することができます。

これらのデータに基づいて、従業員の育成計画を立案したり、人材配置の最適化を図ったりすることができます。

SmartHRを導入するメリット

SmartHR導入は、人事担当者にとって多くのメリットをもたらします。
ここでは、より具体的なメリットを3つのポイントに分け、解説していきます。

1:働き方改革の推進

SmartHRは、働き方改革を推進するための強力なツールとなります。
電子申請機能や従業員向けアプリなど、様々な機能を活用することで、業務の効率化、ペーパーレス化、コミュニケーションの活性化を実現できます。

これにより、従業員の残業時間削減やワークライフバランスの改善に貢献し、より働きやすい環境作りをサポートします。

2:人事労務管理の高度化

SmartHRは、人事労務管理の高度化を促進します。
従業員情報の集約、勤怠管理の自動化、給与計算の正確化など、様々な機能により、人事労務管理業務の質を高めることができます。
また、データ分析機能により、人材育成や人事戦略の策定にも役立ちます。

3:コスト削減

SmartHRは、コスト削減にも貢献します。
紙の書類作成、郵送、保管などのコスト削減に加え、従業員の残業時間削減による人件費削減も期待できます。
また、SmartHRの導入によって、人材の採用や育成にかかるコスト削減も期待できます。

SmartHRを導入する際の注意点

SmartHRは便利なツールですが、導入前に注意しておきたい点もいくつかあります。
ここでは、SmartHR導入時に起こりうる課題を3点紹介します。

1:導入初期の負荷

SmartHR導入には、初期設定やデータ移行など、ある程度の時間と労力を必要とします。
特に、既存のシステムからデータ移行する場合は、データの整合性やセキュリティ対策など、様々な課題が発生する可能性があります。

そのため、導入前に十分な準備と計画を立て、関係部署との連携を密にすることが重要です。

2:従業員のITリテラシー

SmartHRは、スマートフォンやパソコンの操作に慣れている人にとっては使いやすいツールです。

しかし、従業員の中には、ITリテラシーが低い人もいるかもしれません。
そのような従業員に対しては、操作方法の研修やサポート体制を整備する必要があります。

3:コスト面

SmartHRは、無料プランと有料プランが用意されています。
自社の規模や利用状況に合わせて、最適なプランを選択する必要があります。
また、SmartHR以外にも、様々な人事労務管理システムが存在します。

機能や価格などを比較検討し、自社にとって最適なシステムを選びましょう。

SmartHR導入の判断基準

SmartHRの導入を検討する際は、自社の状況やニーズを考慮して、以下の判断基準を参考にしましょう。

1:導入目的の明確化

まず、SmartHRを導入することで、どのような課題を解決したいのか、具体的な目的を明確にしましょう。

例えば、業務効率化を図りたいのか、ペーパーレス化を実現した いのか、従業員とのコミュニケーションを強化したいのか、人材育成を強化したいのか、など、具体的な目的を設定することで、導入後の効果測定や評価も容易になります。

2:自社の規模と状況

自社の規模や従業員数、業務内容などを考慮して、SmartHRが本当に必要なのか、導入効果が見込めるのかを判断しましょう。
従業員数が少ない場合は、導入コストに見合う効果が得られない可能性もあります。

また、業務内容によっては、SmartHR以外のツールの方が適している場合もあります。

3:従業員のITリテラシー

従業員のITリテラシーレベルを考慮し、SmartHRの操作に問題がないかを確認しましょう。
ITリテラシーが低い場合は、導入前に操作方法の研修を実施したり、サポート体制を整備したりする必要があります。

4:コストと効果

SmartHRの導入費用、運用費用、導入効果などを比較検討し、コストパフォーマンスが高いのかを判断しましょう。

SmartHR以外のツールと比較検討することも重要です。

まとめ

本記事では、SmartHRの概要、導入メリット、デメリット、導入判断基準について解説しました。

SmartHRは、人事労務管理業務の効率化、ペーパーレス化、従業員とのコミュニケーション強化など、様々なメリットをもたらすツールです。

しかし、導入前に、自社の状況やニーズをしっかりと把握し、導入目的、従業員のITリテラシー、コスト面などを考慮して、慎重に判断することが重要です。
SmartHRの導入を検討されている方は、ぜひ本記事の内容を参考にして、自社にとって最適な判断をしてください。

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